プロアスリートの施術を解説してみた!【アルペンスノーボーダー 富田 陽介プロ】

https://youtu.be/lanz4iN9Cz4

目次

アルペンスノーボーダー 富田陽介プロ

ご覧いただきありがとうございます。 よりそい整体院 代表 河井陽介です。

プロのアスリートをよりそい整体院でサポートさせてもらっていますが、そのアスリートの方の施術風景をご覧いただきたいと思い、動画に納めさせて頂いております。

こちらのページでは、「プロアスリートの施術を解説してみたhttps://youtu.be/lanz4iN9Cz4」の動画を文字化しました。

今回、施術させてもらっているアスリートの方は、富田陽介さんです。

一般の方も流れはほとんど同じになりますので、このような形で「施術するんだなー」と覚えておいていただければと思います。

プロツアーランキング 『 最高成績13位 』

アルペンスノーボードのプロのレーサーの方で、30歳の頃にプロになられました。

過去のプロツアーランキング(シーズン4戦・5戦)では最高成績が13位で、ツアーランキングでシングル (1〜9位) を目標に頑張られています。

全日本テクニカル選手権大会 『 準優勝 』

他にも、全日本テクニカル選手権大会といった、スピードで競うのではなく、滑走技術を競う大会にも出場されています。

そちらでは、「準優勝」の成績を過去に取られていて、今後は「優勝」を目指しておられるとのことです。

スノーボードは競技年齢が比較的高く、経験が多いほど有利になるスポーツです。富田さんは、30代半ばになりますので、 まだまだこれからが期待の選手です。

全身評価と筋緊張の調整

動画では、いきなり施術が始まっていますが、施術の前には動作評価を先に確認させてもらっています。

筋肉の緊張を評価しつつ、過度な緊張がないかを左右を比べながらマッサージを行った後、この左側のお尻の部分を、マッサージしています。

この部位は坐骨神経が通る部分であり、梨状筋という筋肉が圧迫の原因になるため、梨状筋をほぐして股関節周りの緊張を落としているところです。

スノーボードのレギュラースタンス(左足が前)になるとこの辺りにハリが出やすくなり、スノーボードをされている方はこの部位が、非常に硬くなり、足が重たいといった訴えが出やすい部分になります。

特にプロレベルのスノーボードになると強い外力が発生し、この辺りに集中して力が加わります。

数年前から続く「肩の痛み・重だるさ」

ここ数年、富田プロの一番の悩みは「肩」でした。

評価してみると、肩甲骨の後ろ側で(脇の後ろ側)棘下筋・小円筋・大円筋などの筋緊張が高くなっていて、「肩が回りにくく、肩が重だるい」といった訴えが強くありました。

この痛みの受傷機転はスノーボードをされているときで、スピードに乗った状態から転倒しそうになった際に、右の手で雪面を強くおさえつけて転倒を回避しようとしたことで、筋肉に過度な力が加わって損傷したそうです。

筋肉を緩めるために様々なテクニック

脇の下から指を入れて、大円筋・小円筋・棘下筋を刺激するとかなり痛みが出ています。

富田プロの表情をご覧いただくと悶絶されているのがわかるかと思います。

該当する筋肉を揺らしながら緊張を落としたり、左右の痛みを評価してみたりを繰り返しながら筋肉の緊張を調整していく作業に移りました。

筋肉にストレッチを加えたり、筋肉を指圧しながら振動を加えるような筋膜リリースを行うと、筋肉が緩みやすくなります。(他にも様々なテクニックを使いながら、全身の調整をしていきます。)

ある程度の筋肉の緊張がとれたら、筋肉を刺激しながら投球動作に似た動作を繰り返し誘導して、関節の正しい運動を促すようにトレーニングしていきました。

初めはかなり痛そうでしたが、繰り返し筋肉を刺激し関節を正しく誘導していくと可動域はかなり改善してきて、富田プロの表情は、だいぶ穏やかになりました。

再度、この後評価したところ肩はだいぶ上がるようになりましたが、まだ少し投球動作で肘が前に抜けていく時に、先ほどの小円筋・大円筋・棘下筋の辺りのだるさが残っており、つまり感がありました。

筋肉を収縮させて、 緩めるといった収縮弛緩の反復運動によって、さらに筋肉の柔軟性を高めていく といったテクニックを使っています。

力が抜けた状態から筋肉を収縮させて楽にするといった繰り返しです。

(富田プロの力方向ー黄色矢印、セラピストの抵抗方向ー赤矢印)

もう一度、手を動かしていただいたのですが、肘が高く・前に出てくるようになり、痛みはかなり楽になったみたいです。

いつまでも改善できない要因を細かく分析

いつまでも長引く痛みや違和感を分析したところ、富田プロは、運転される時の癖が問題でした。

みなさんもよくやると思いますが、右の手でハンドルを握って、左の手はセンターコンソールや肘掛けに置いた状態で運転されるというような姿勢です。

右の手を中心に運転されると、脇に力が入った状態が維持されて小円筋・棘下筋・大円筋あたりの筋肉の緊張が常に入ったままになります。

仕事で運転することが多かったり、富田プロの場合は、長期遠征で島根県から長野県まで連続して車を運転されることが多いといったことも、結構影響しているのではないでしょうか?

最後にまた、このように投球動作をしてもらいましたが、肘の高さが全然違います。

肘が前にしっかり出ても、痛みが出ないですし、「これであればボールはしっかり投げられる」というような状態にまで回復できました。

最後に、セルフケアを指導させてもらいました。

整体効果を長期化するためのセルフケアの紹介

フォームローラー

フォームローラーを使って小円筋・大円筋・棘下筋の辺りを筋膜リリースをします。

体の角度(胸が向いている方向)を少しずつ変えながら、20秒、30秒をキープするといった手順で徐々に筋肉を緩めていきます。

富田プロに、これからの必殺技として覚えて帰ってもらいました。

筋膜リリースだけではなく、ストレッチなどをされる時も10秒程度で終わってしまう方が多いのですが、20秒から30秒ほど、しっかりと緩めてから少し部位を変えるといった形でやるとより効果的です。

テニスボール

「フォームローラーよりも強い刺激が欲しい」「ピンポイントでダイレクトに刺激したい」と思われる場合は、テニスボールを使って刺激してみてください。

フォームローラーの場合、面で広く圧迫されるのですが、テニスボールぐらいの小さなものになってくると、局所的にポイントで狙うことができます。

最後にチェックしてもらいましたが、かなり腕の可動域は上がってます。

富田プロは最近、サーフィンをされるみたいで、サーフィンのパドリングの動きでも痛みもなくできるような感じですし野球の投球動作でも痛みが減っているようで、とても良い状態に改善されました。

この前日に、ゴルフコンペがあったのですが、そのトレーニングで打ちっ放しに行かれていたみたいで、腰の張りがあったようですが、背中・腰あたりのハリはほとんどなくなりかなり動きはスムーズになったと言われてました。

富田プロの施術の解説は、ここで終わりになります。

よりそい整体院では、他にもプロのアスリートを何人かサポートさせてもらってますので、施術の風景などを録画させていただければ、またこのような形で解説の動画を配信させていただきたいなと思っております。

一般の方も流れはほとんど同じになりますので、このような形で「施術するんだなー」と覚えておいていただければと思います。

ご予約の方は、ネット予約・お電話・メール、facebookやInstagramのDMでも可能です。

どうにかご連絡が取れれば、ご予約は可能ですので安心して施術を受けていただけたらと思います。

お客様のご来店お待ちしております。

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https://youtu.be/lanz4iN9Cz4

〜内部リンク〜

富田陽介プロの紹介ページ

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